福島あんしんネット

私たちがお答えします。

uno宇野賀津子

所属:
(公財)ルイ・パストゥール医学研究センターインターフェロン・生体防御研究室室長
NPO法人知的人材ネットワークあいんしゅたいん常務理事

 

専門:免疫学

 

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bando坂東 昌子

所属:
NPO法人知的人材ネットワーク理事長、愛知大学名誉教授

 

専門:素粒子論

 

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tsunoyama角山雄一
つのやま ゆういち

所属:
京都大学 環境安全保健機構
放射性同位元素総合センター 
助教

 

専門:
分子生物学と放射線安全管理学。

 

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Q2.内部被ばくは外部被ばくより危険なのでしょうか。

A.

どちらの方が危険ということはありません。大量であればどちらであっても危険です。それよりも、身を守るために相手をきちんと知っておくことが大切ではないでしょうか。

 外部被ばくの場合、放射線の種類を知っておくと良いでしょう。外部被ばくをなるべく避けたいと思うのであれば、放射線源から遠ざかる、放射線減の近くにいる時間を減らす、あるいは遮へいをする、という三つが最も効果的な対策となります。その際、相手が何線(アルファ線、ベータ線、ガンマ線)であるかを知っておくと、より効果的に対処をすることができます。(例えば、アルファ線は紙一枚でも防げますが、ガンマ線となると鉛や厚い鉄の板が必要です。)q2 q2_2

一方、内部被ばくの場合は、放射線物質(放射性同位体)の種類を知っておくことが重要です。放射性物質の中には、特定の組織や臓器に取り込まれるとひっついてしまい、なかなか体外に排泄されないものがあるからです。

例えば、ストロンチウム90はカルシウムと置き換わって骨に蓄積し、一度体内に取り込まれてしまうと何年たってもほとんど排泄されません。このような特定の臓器に結合しやすい放射性物質については、内部被ばくにとくに注意をする必要があります。

 今、福島で一番問題となっているセシウム137やセシウム134は、体内に取り込まれると主に筋肉などにめぐって行き、2~3ヶ月たつと体内に取り込まれたものは半分ほどに減ります。1年たてば10分の1ほどに減少します。セシウムの場合は、徐々にではありますが時間がたてば体内から無くなっていきます。

 ヨウ素131は、甲状腺に取り込まれてしまうことが知られています。ヨウ素131の半減期が8日ですので、もしも甲状腺に取り込んでしまったとしても1ヶ月たてばほとんど無くなります。従って福島原発事故由来の放射性ヨウ素は2014年現在の福島の環境中には見つける事はできません。(T)

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