福島あんしんネット

私たちがお答えします。

uno宇野賀津子

所属:
(公財)ルイ・パストゥール医学研究センターインターフェロン・生体防御研究室室長
NPO法人知的人材ネットワークあいんしゅたいん常務理事

 

専門:免疫学

 

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bando坂東 昌子

所属:
NPO法人知的人材ネットワーク理事長、愛知大学名誉教授

 

専門:素粒子論

 

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tsunoyama角山雄一
つのやま ゆういち

所属:
京都大学 環境安全保健機構
放射性同位元素総合センター 
助教

 

専門:
分子生物学と放射線安全管理学。

 

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Q3.雪を少量ではあるが誤って口の中に入れてしまったことがあります。大丈夫でしょうか。

A.

ご質問の経験は、2011年の年末以降のことでしょうか。その頃であれば、大気中にはもう放射性セシウムの汚染はなかったはずですので、雪が放射性セシウムでひどく汚染されているとは考えられません。問題となるとすれば、汚染した土が混ざった場合です。

 従って雪を少しくらい口に入れても、事故由来の放射性物質が含まれていたとしてもごくごく僅かですので、心配は無用です。

 しかしご心配かもしれませんので、念のため計算をしてみます。

私が帰還困難区域を調査したとき、ある水溜りの底の泥がホットスポットになっていました。そこで、精密に測定してみたところ、その土の中には1kgあたり50万ベクレルのセシウム137が含まれていました。

 もしも雪にその泥が混じっていて、泥を1g(食塩だと小さじ1杯6g)ほど飲み込んでしまったとします。国際放射線防護委員会ICRPでは、セシウム137を食べた場合は、ベクレルからシーベルトを計算するのに「0.0000013 mSv/Bq」という値(実効線量係数といいます)を用いることになっていますのでこれを使いますと、

500000×0.000013(*)÷1000=0.0065ミリシーベルト(6.5マイクロシーベルト)

を被ばくしたことになります。

もしもセシウム134が同量含まれていたとしても十数マイクロシーベルト分を食べた計算になります。年間1mSvまでという食品の安全基準値と比較してみてください。心配するに及ばない低い量です。(T)

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