福島あんしんネット

私たちがお答えします。

uno宇野賀津子

所属:
(公財)ルイ・パストゥール医学研究センターインターフェロン・生体防御研究室室長
NPO法人知的人材ネットワークあいんしゅたいん常務理事

 

専門:免疫学

 

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bando坂東 昌子

所属:
NPO法人知的人材ネットワーク理事長、愛知大学名誉教授

 

専門:素粒子論

 

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tsunoyama角山雄一
つのやま ゆういち

所属:
京都大学 環境安全保健機構
放射性同位元素総合センター 
助教

 

専門:
分子生物学と放射線安全管理学。

 

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チームあいんしゅたいんで、福島にいきました!

2014/10/29

『We Love福島2014』in 伊達、南相馬、郡山

by TEAM若者力(チーム・わかものぢから)

 

 2014年8月5日12時、京大4回生の間浦君、修士課程院生の新宅君、東大助教の鳥居さん、京大助教の角山さんと合流、角山さんの運転する車で、伊達市へ、お母さん達を対象にお話しました。最初にハンドマッサージを紹介、私がお話をすると坂東さんが横からチャチャを入れる、「あんた本当にそう思っているの!」、その後角山さんが放射線の実験を紹介しました。最後に野菜やお茶の抗酸化能を実感する実験を紹介、子供たちも見学、中には夏休みの宿題にやろうと言う声も聞かれました

 間浦、新宅君は子供担当、浮沈子、スライム、フィルムケース爆弾と子供達を飽きさせないように大活躍です。子供たちが楽しそうだとお母さん達も安心して、お話を聞いてくださるようです。

 

8月6日 南相馬あずま子育て支援センターにて、子育て中のお母さんとお話、前日の反省をふまえてより対話型でお話しました。まず、ハンドマッサージを宇野が紹介し、坂東さんが参加者の不安に思っていること、知りたい事をお聞きするところから始まりました。角山さんはホットスポットの土を使って、α線、γ線の紙や園庭の砂による遮断実験を紹介、放射線と賢くつきあっていくことの必要性をお話しました。遊戯室にあったビニールプール(細胞)と、スイカボール(細胞核)と少し小さなボール(γ線)を使って「現在の線量だとこのプールに小さなボールを投げ込むような物で、遺伝子のある核には放射線が直接はなかなかあたらないでしょう」の説明に、お母さん方もなるほどと納得してくれました。また、角山さんは2ヵ月前に視察した福島第一原発の現状を説明、それに鳥居さんが補足という調子です。ここは小さな黒板に絵を描いて説明しましたが、より身近に理解していただけたようです。

 

 午後浪江町経由で郡山へ、

 夜郡山にて、未来都市郡山を創る会のかたがたと意見交換、郡山市長も参加頂きました。学生の二人は、品川郡山市長に浮沈子を披露、楽しんでいただきました。

 

8月7日 午前湖南町の移動保育所に行き保母さんとお話、子供達は、同じ部屋で、お兄さんの実験に見入りました。ハンドマッサージをしながら保母さんから気になっていること、不安なことを聞いて、それに答える形でお話しました。郡山市湖南町のこの場所は線量も低いので、角山さんが保育室の空気を集めて線源とし、自然の放射線の存在や、遮蔽の話をしました。

 午後 ちびっ子うねめ祭り会場から少し離れた会場での話あいとなりました。チームあいんしゅたいんを訪ねてきてくださった養護教諭の方々、郡山在住のナリス化粧品のボランティアの方々、未来都市郡山を創る会の方々と対話型意見交換会となりました。甲状腺がんに関して、色々とお話しました。角山さんの実験に鳥居さんがコメントするという風景もありました。参加者は専門家の間でも、少しずつ放射線に対する考え方が違うこと、でも皆今の福島の放射線量なら、そこで生きていて問題ないと思っているということが通じたように思いました。今回のように、少しずつ専門の異なる専門家や、多様な年齢層のチームで不安感をもった方々とお話しするのが、皆様により深く理解するための近道と思いました。

 

 3日間を通じて、学生のおもしろサイエンス、角山さんの実験、はとても評判がよかったです。

 ベクレル→シーベルト変換シートも皆さん喜ばれ、今の福島でも100ベクレル/kgのものを毎日1kgづつ食べるのは不可能ですね、ということになりました。シート印刷の費用の多くを支援していただいた大日本住友製薬さんに、深謝します。

 

詳細は、以下を読んでください。

http://jein.jp/fon/activity-report/1096-wfp2014-report1.html

http://jein.jp/fon/activity-report/1097-wfp2014-report2.html

http://jein.jp/fon/activity-report/1098-wfp2014-report3.html

http://jein.jp/fon/activity-report/1099-wfp2014-report4.html

http://jein.jp/fon/activity-report/1100-wfp2014-report5.html

http://jein.jp/fon/activity-report/1101-wfp2014-report6.html

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Q3. 地域の除染も十分に行われていない中、鼓笛パレードや運動会のようなデモンストレーション活動が行われるのはどうしてなのか?学校の放射線レベルが低くても少しわき道にそれれば、放射能レベルの高いところもあちこちにあります。そのへんの事実、無視できるのはどうしてなのか?

A3. 避難地域を除き現在の福島県の多くの地域では、側溝や草むらをのぞくと、通常子供が通るところは、線量が低下してきております。また個人線量計による測定では、たとえ、多少高いところを通過したとしてもそれは時間的には短い時間で総線量としてはわずかなものであることが明らかになっています。子供の発達にとって、鼓笛パレードや運動会のようなデモンストレーション活動は、もし余分に被爆するとしてもそれは誤差の範囲内であり、教育的効果の方が圧倒的に大きいとの判断で、私も学校関係者の判断は正しいと考えます。(U)

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Q2. 洗濯物や布団を外に干せていません。外に干しても大丈夫か。

A2. 事故後半年ぐらい後には福島の大気中の放射線量は事故前のレベルにもどっています。今、まだ線量が少し高いのは土に強くひっついた放射性セシウムからの放射線のせいです。従って特に風で土ぼこりが舞うような日でないかぎり、外干しで放射性物質が洗濯物につくようなことはないでしょう。室内干しで、カビやダニがはびこって、アレルギーやぜんそくなどの健康被害が出る方が心配です。(U)

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Q1. 福島で生活して、成長していく子供の将来は本当に大丈夫なのか?

1 比較的高い線量の地域も含まれる伊達市のガラスバッジの結果から判断すると、現在の福島の子供達の年間追加被ばく線量は、15才未満の場合2ミリシーベルトを超える割合はわずかであり、高い方でも4ミリシーベルト以下であることが2013年末に報告されています。私はこの線量は、健康影響は人間の対応余力範囲内であると考えます。被ばくを過剰に恐れるあまり、部屋で過ごすことが多くなり運動不足になったり、肥満となる方が、健康リスクは大きいと考えます。また、野菜の放射能汚染を心配して、野菜を食べないというのも、がんリスクを上げます。リスクはトータルで考えましょう。(U)

http://www.ncc.go.jp/jp/shinsai/pdf/cancer_risk.pdf

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Q4. 野菜をゆでることは、放射能を減らす効果がありますか? 

A4. 野菜類はゆでることで、放射性セシウムが低下することは証明されています。しかしながら、調理法にもよりますが、抗酸化力の元となるビタミン類や、体にとって必要な微量元素などの成分も大きく失われます。基準値以下の野菜を、野菜本来の成分をそこなってまで調理する事は、むしろ栄養のバランスを欠くことになりますのでお薦めできません。(U)

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Q.3 福島県産の野菜は大丈夫か? 

A3. 2014年の時点で、流通している福島産のものは、基準値以下で食品の放射能汚染を心配する必要はありません。家庭菜園の野菜も、まずは測ってみましょう。一番水のたまりそうな所の部分の野菜(一番放射線量が高そう)を収穫して、よく洗って500g用意し、公民館などの測定場所へ持参、測ってもらいましょう。土はよく洗ってください。測定した野菜が基準値以下なら、他の部分はまずもってもっと低いはずです。安心して、食べましょう。(U)

http://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/16005b/kennai-hoshanoukensa.html

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Q2.水道水は本当に安全か?

A.2 水道水については、福島原発事故後4月初めまで一部地域の水道水に放射性ヨウ素(ヨウ素131)がわずかながら検出されていました。ヨウ素の半減期は短く、2011年4月半ば以降は検出されておりません。2014年の現時点では水道水の放射能汚染を心配する必要はありません。(U)

http://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/21045e/drinkingwater-monitoring.html

 

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Q1.福島県産の野菜/果物は本当に安全なのか

A.福島県産は他県に比べても検査体制が非常にきめ細かく実施されています。また、福島産の野菜/果物は、生産者の努力により野生のキノコ類を除いて、現在では福島のほとんどの地域の農産物が、基準値以下です。(U) http://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/86078.pdf

http://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/36021d/mon-kekka.html

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Q3.雪を少量ではあるが誤って口の中に入れてしまったことがあります。大丈夫でしょうか。

A.

ご質問の経験は、2011年の年末以降のことでしょうか。その頃であれば、大気中にはもう放射性セシウムの汚染はなかったはずですので、雪が放射性セシウムでひどく汚染されているとは考えられません。問題となるとすれば、汚染した土が混ざった場合です。

 従って雪を少しくらい口に入れても、事故由来の放射性物質が含まれていたとしてもごくごく僅かですので、心配は無用です。

 しかしご心配かもしれませんので、念のため計算をしてみます。

私が帰還困難区域を調査したとき、ある水溜りの底の泥がホットスポットになっていました。そこで、精密に測定してみたところ、その土の中には1kgあたり50万ベクレルのセシウム137が含まれていました。

 もしも雪にその泥が混じっていて、泥を1g(食塩だと小さじ1杯6g)ほど飲み込んでしまったとします。国際放射線防護委員会ICRPでは、セシウム137を食べた場合は、ベクレルからシーベルトを計算するのに「0.0000013 mSv/Bq」という値(実効線量係数といいます)を用いることになっていますのでこれを使いますと、

500000×0.000013(*)÷1000=0.0065ミリシーベルト(6.5マイクロシーベルト)

を被ばくしたことになります。

もしもセシウム134が同量含まれていたとしても十数マイクロシーベルト分を食べた計算になります。年間1mSvまでという食品の安全基準値と比較してみてください。心配するに及ばない低い量です。(T)

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Q2.内部被ばくは外部被ばくより危険なのでしょうか。

A.

どちらの方が危険ということはありません。大量であればどちらであっても危険です。それよりも、身を守るために相手をきちんと知っておくことが大切ではないでしょうか。

 外部被ばくの場合、放射線の種類を知っておくと良いでしょう。外部被ばくをなるべく避けたいと思うのであれば、放射線源から遠ざかる、放射線減の近くにいる時間を減らす、あるいは遮へいをする、という三つが最も効果的な対策となります。その際、相手が何線(アルファ線、ベータ線、ガンマ線)であるかを知っておくと、より効果的に対処をすることができます。(例えば、アルファ線は紙一枚でも防げますが、ガンマ線となると鉛や厚い鉄の板が必要です。)q2 q2_2

一方、内部被ばくの場合は、放射線物質(放射性同位体)の種類を知っておくことが重要です。放射性物質の中には、特定の組織や臓器に取り込まれるとひっついてしまい、なかなか体外に排泄されないものがあるからです。

例えば、ストロンチウム90はカルシウムと置き換わって骨に蓄積し、一度体内に取り込まれてしまうと何年たってもほとんど排泄されません。このような特定の臓器に結合しやすい放射性物質については、内部被ばくにとくに注意をする必要があります。

 今、福島で一番問題となっているセシウム137やセシウム134は、体内に取り込まれると主に筋肉などにめぐって行き、2~3ヶ月たつと体内に取り込まれたものは半分ほどに減ります。1年たてば10分の1ほどに減少します。セシウムの場合は、徐々にではありますが時間がたてば体内から無くなっていきます。

 ヨウ素131は、甲状腺に取り込まれてしまうことが知られています。ヨウ素131の半減期が8日ですので、もしも甲状腺に取り込んでしまったとしても1ヶ月たてばほとんど無くなります。従って福島原発事故由来の放射性ヨウ素は2014年現在の福島の環境中には見つける事はできません。(T)

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